USJで遊ぶのに必要なスタジオ・パス。
2018年6月の時点での1デイ・スタジオ・パス(1日券)は税込み7,900円です。
でも、1日ではアトラクションを全て制覇するのは難しいですよね。
しかも、USJではショーや季節ごとのイベントが次々登場します。
春はイースター、夏はサマーイベント、秋はハロウィーンにホラーナイト、そして冬はクリスマスやお正月…。
ストリートのショーも新しくなり、新しい夜のパレード「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」もスタート。
1年を通して何回行っても飽きることがありません。
そんなUSJに1年間何度でも遊びに行くことができるパスが、ユニバーサル年間パスです。
今現在の価格や、購入方法、特典内容など年間パスについてのあれこれをご紹介したいと思います。
USJの年パス 種類と値段は?
2018年6月現在のUSJの年間パスの種類は2種類。
1つは「ユニバーサル・年間パス」、もう1つは「ユニバーサルVIP年間パス」です。
まずは気になる価格を紹介します。
●ユニバーサル年間パス
大人(12歳[中学生]以上) 税込み 23,800円
子ども(4~11歳、12歳[小学生]まで) 税込み 16,800円
●ユニバーサルVIP年間パス
大人(12歳[中学生]以上) 税込み 36,800円
子ども(4~11歳、12歳[小学生]まで) 税込み 22,800円
ユニバーサル年間パス(以後ノーマル、とします)の大人の価格は23,800円。
1デイ・スタジオ・パス(1日券)が7,900円ですので、単純計算で3回遊びに行くと元が取れる事になりますね。
そして、ノーマルとVIPの大きな違いは、入場除外日があるかないかです。
入場除外日はUSJが定めた特定の日で、お盆やゴールデンウイーク、冬休みなどのいわゆる行楽シーズンです。
一般的に大混雑が予想される時期ですね。
1デイ・パスでの来場者だけでも大変な混雑が予測される中、年間パス所持者の来場者数を抑えるために設けられています。
年パス(ノーマル)の入場除外日はオフィシャルWEBサイトに掲載されています。
2018年、2019年の除外日は以下の通りです。
●2018年
8月 12日~16日
9月 16日、23日
10月 7日
11月 24日
12月 29日、30日
●2019年
3月 25日~31日
5月 4日、5日
8月 12日~16日
9月 15日、22日
年間365日のうち、たった十数日。
でも、意外と大きな意味のある日程なんです。
一般的な行楽シーズンでなければまとまった休みがとれない、という方も珍しくはないですよね。
ご家族そろって遊びに行こうとすると、お盆や年末年始など、一般的な休業時期でなければ厳しい場合も多いでしょう。
ただ、それでもノーマルとVIPの価格差、13,000円は大きいですよね。
除外日以外にも、特典は差ばあるのですが…。
ちなみに、これらの年間パス(ノーマル、VIP)にそれぞれにクレジットカード機能が付いた「年間スタジオ・パス・プラス」もあります。
購入できるのは大人のみ。
価格や除外日は通常の年間パスと同じですが、年間スタジオ・パス・プラス限定の特典が利用できます。
もちろん、通常の年間パス限定特典も適用されますよ。
次は、その年間パスの特典内容についてご紹介したいと思います!
USJの年パス どんな特典があるの?
年間パスには、以下のようなさまざまな特典が付いています。
- 5名までの同伴者の「スタジオ・パス」割引
- 同伴者の「スタジオ・パス」誕生月割引
- パーキング(駐車場)1,000円(税込)割引
- シネマギャラリー 誕生月5%割引
- メールニュースでおトク情報の配信
- オリジナル・レザーアクセサリー「レザートリーティ」10%割引
基本的に、年間パスの申し込み後の顔認証データと個人情報を登録してからでないと、特典を利用することができません。
それでは、それぞれの特典について詳しくご紹介してきます。
特典1:5名までの同伴者の「スタジオ・パス」割引
年間パスを持っていない同伴者とパークへ行った時、一緒に入場する日に割引価格でスタジオ・パスを購入できます。
ただし、必ず年パスホルダーと同伴者が一緒にチケットブースに並んで購入する必要があります。
割り引きを受けられる同伴者は5名まで。
割引価格は大人が400円、子どもは300円の割引です。
また、ノーマルの年パスの場合、除外日は入場できませんので対象外となります。
特典2:同伴者の「スタジオ・パス」誕生月割引
年間パス所持者の誕生月に、年パスを持っていない同伴者とパークへ遊びに行った時に利用できる特典です。
特典1と同様に、割引価格でスタジオ・パスを購入できるのですが割引価格がより大きくなります。
大人が1,200円、子どもが500円の割り引きになるのです!
こちらも同伴者と一緒にチケットブースに並び、加えて、年間パス所持者の誕生月を証明できる公的書類を提示する必要があります。
ご家族で来園する時などは、とても助かりますね。
特典3:パーキング(駐車場)1,000円(税込)割引
USJ周辺にはたくさんの有料駐車場がありますが、この特典を利用できるのはもちろんオフィシャルパーキングのみです。
また、乗用車1台に限り、大人の年間パスで有効になりますので、子どもの年間パスを提示しても特典は受けられません。
それから、特典の受け方はどこで年間パスを購入したかで違います。
オフィシャルWEBチケットストアで購入後、当日チケットブース受け取りにしている場合、購入完了画面の印刷と公的証明書をパーキング入り口で提示すればOKです。
ローソンで購入した場合、予約券を提示すれば特典を受けられます。
そして、ここでもノーマルとVIPの差があります。
VIPの場合、365日このパーキング割引特典を受けることができます。
しかし、ノーマルの場合は除外日はに加えて土日祝日特典を受けることができません。
車で来場する方で土日しか遊びに行かない、という方にとってはノーマルだと全く特典を受けることができない事になります。
ノーマルとVIPの価格差が13,000円ですので、年間で確実に13回以上来園するならVIPにした方がお得です。
逆に電車でしか行かない、という方にとっては全く不要の特典ですね。
駐車料金については、普通車区画駐車料金カレンダーで確認できます。
2018年6月の平日は2,500円、土日祝日は3,000円です。
7月も6月と同じですが、14日~16日の3連休は3,500円になります。
特典4:シネマギャラリー 誕生月5%割引
パーク内のショップ「シネマギャラリー」で商品を購入すると、割引特典が受けられます。
ただし、精算時に誕生日を証明できる公的書類の提示が必要です。
「シネマギャラリー」は映画関連の品を展示・販売している所。
ハリウッドスターのサイン入りフォトや映画のフィルム、名画のチラシやパンフレットなどが中心です。
映画ファンの方は、ぜひチェックしてみてください。
特典5:メールニュースでおトク情報の配信
メール登録した人のみの特典ですが、新しいイベント情報や、プレスプレビュー参加応募などのメール配信があります。最近は少なくなってしまいましたが、過去には年パスホルダー限定プレゼント、などのお知らせもありました。
特典6:オリジナル・レザーアクセサリー「レザートリーティ」10%割引
レザートリーティーは、パークオリジナルのレザーグッズに、いろんなパーツを組み合わせたり名前などを彫ってもらったりして作るアクセサリー。
ストラップやキーホルダー、タグなどたくさんの種類がありますが、全て10%割引で購入できます。
販売場所は「カリフォルニア・コンフェクショナリー」前カート、もしくは「ジュラシック・アウトフィッターズ」です。
年間パスを紹介しているオフィシャルサイトで紹介されている特典は上記6つになります。
でも、それよりももっと重要な特典は何度でも再入場できる事。
USJでは、基本的に年間パス以外のスタジオ・パスでの再入場は禁止されています。
「車の中に忘れ物をした」「ホテルでちょっと休憩したい」という時などにとても便利です。
また、パーク外のレストランで食事を安く済ますことができるという、利点があります。
パーク内のレストランは割高ですが、一歩パークの外に出ると「ユニバーサル・シティ・ウォーク」という商業施設があります。
そこにはローソンもあれば、スターバックスなどのカフェ、マクドナルドなどのファストフード店も揃います。
セルフのうどん屋さん、おにぎり屋さん、ポムの樹なども入っていますよ。
それから最後に、必要性については個人差が大きいと思われる特典ですが、ご紹介します。
その特典とは、2017年の夏で10周年を迎えた夏の定番イベント「ワンピース・プレミア・ショー」の先行販売です。
先行販売に参加できるのはVIPの年間パス所持者のみ。
毎年大人気のプレミアショーの初日や千秋楽、1階・2階の最前列など”良席”と言われる席はVIPの先行販売で完売する日もあるほどです。
ワンピースファンの方にとっては、VIP限定のこの特典が最大の特典だと思えるくらいではないでしょうか。
たくさんの特典をご紹介してきましたが、1人1人特典の優先度が違ってくると思います。
ちなみに、ノーマルの年パスは差額を払えば、途中でVIPに変更することができます(年間パス自体の使用期間は変えられません)。
けれど、VIPからノーマルへ戻すことはできません。
特典の内容をしっかり理解して、ノーマルにするのか、VIPにするのか検討してくださいね。
ちなみに「年間スタジオ・パス・プラス」の特典は、上記の年間パス特典に加えてクレジット利用金額によるボーナスや、ポイント還元などがあります。
詳しくはオフィシャルサイトの「年間スタジオ・パス・プラス」でご確認ください。
次は、新規購入・更新購入などの購入方法についてです
USJの年パス 購入方法は?新規と更新の違いやメリットは?
新規購入
新しく年パスを購入する方法は以下の4通りがあります。
①オフィシャルWEBチケットストアで購入。
②パークのチケットブースで直接購入。
③ローソンのチケット予約サイト「ローチケ」か、各店舗にある「Loopi」で購入。
④各スタジオ・パスで入場後、パーク内の年間パスセンターで差額を支払う。 (※アップグレード)
なお、①については宅配での受け取りかパークでの引き換えを選べます。
③は、ローソン店舗にて発行されたバウチャー(予約券)をチケットブースで提示して、年間パスと引き換えます。
基本的に、どの方法で購入しても年パスを使用するには個人情報登録と、入場時の顔認証登録の両方が必要になります。
個人情報の登録をしておかないと、紛失した時に再発行してもらえず、新たに購入することになってしまいます。
購入方法、受け取り方法の違いによる登録の順番は以下の通りになります。
●宅配で受け取り:入場時、顔認証登録(購入方法①)
●チケットブースで購入:入場時、顔認証登録 →年間パスセンターでの個人情報登録(購入方法②)
●チケットブースで引き換え:入場時、顔認証登録(購入方法①) →年間パスセンターでの個人情報登録(購入方法③)
●アップグレード:普通に入場後、年間パスセンターで差額を払い個人情報登録 →次回、もしくは再入場時に顔認証登録(購入方法④)
オススメの購入方法は、やはり①のオフィシャルWEBチケットストアでの購入です。
購入時にWEBサイトの新規登録(無料)が必要になりますが、購入時に個人情報を登録するので、パークで登録する手間が省けます。
また、パーク引き換えにするとチケットブースに並ぶ必要がありますが、宅配購入なら入場時の顔認証登録のみで手続き完了です。
②③については、必ずチケットブースにならぶ必要があります。
午前中のチケットブースはとても混雑しやすく、チケットブースだけでも30分以上並んでやっと順番が来る、という日もよくあります。
また、①以外は年間パスセンターでの個人情報登録が必要になります。
特に週末は、年間パスセンターでも待ち時間が発生する場合も多いので、手続きに時間を取られてしまう可能性もあります。
なるべく手間を掛けずに手続きできることが理想ですが、自分の予定などに適した方法で購入してください。
更新購入
すでに年間パスを持っている方は、更新購入ができます。
更新購入はWEBチケットストアで更新購入するか、パーク(年間パスセンター)で更新購入するか、どちらかです。
そもそも、年間パスの有効期限が切れる場合、更新と新規購入で違うのは個人情報の登録が必要かどうかだけです。
特典内容は変わりませんし、新規でも更新でもどっちにしろ顔認証の手続きは必要です。
更新時は前の年間パスのデータがそのまま引き継げますが、新規購入すると個人情報の登録をしなおす必要がある、という事です。
年間パスの有効期限が切れてすぐパークへ行く予定がある時などは、更新購入がオススメです。
更新は有効期限が切れる3か月前から行う事ができますよ。
WEBでするか、パークへ行ったついでに更新するかお好きな方法でどうぞ。
ただ、年間パスの有効期限が切れた後、しばらくパークへ行く予定がない場合には、すぐに更新するのはオススメしません。
年間パスを更新すると、有効期限が切れた翌日から次の有効期限がスタートしますよね。
有効期限が切れたからといって、パークに行く予定もないのに更新してしまうと、次に行くまでの間の日にちがもったいないです。
個人情報を再登録する手間はありますが、次に行く日に合わせて新規購入する方が良いでしょう。
小学6年生(12歳)での年間パス更新は要注意!
パークでは基本的にすべての価格について、大人は12歳以上、子どもは4~11歳と決まっています。
ただし、12歳でも小学生の場合は子ども価格になります。
4月1日を新学年開始日と設定し、同じ12歳でも3月31日までは小学生(子ども)、4月1日からは中学生(大人)という扱いになるのです。
そして、年間パスの価格は有効期間開始時の年齢で設定されます。
例えば、小学6年生(12歳)が持っている年間パスの有効期限が3月31日だった場合、そのまま更新購入してしまうと有効期限は4月1日~となります。
12歳は4月1日からは中学生=大人価格で購入しなくてはいけません。
でも、3月31日の有効期限開始日で新規購入すると12歳は3月31日までは小学生=子ども価格で購入できるんです。
この場合、有効期限的に1日損することにはなりますが、31日の有効期限の年間パスが2枚あるというだけのこと。
1人で2枚以上持っても特に問題なく、どちらもちゃんと使えます。
31日だけ2枚の年パスが使える=整理券やよやくのりが1人分余分にできる、というメリットになりますね。
小学6年生で年パス購入をお考えの方は、有効期間を開始日を3月31日までに設定しておく方が、1年間お得です。
そして、最後は気になる除外日は空いているのかどうか、について!
USJの年パス 除外日って空いているの?
すでにお伝えした通り、ノーマルパスの除外日に設定されている日は、そもそも世間一般的にどこのレジャー施設も混雑が予想されます。
ですから、ものすごく空いている!という事は全くありません。
ただ、USJの来場者の多くは年間パス所持者、つまりリピーターです。
そして、VIPではなくノーマルの年間パス所持者が圧倒的に多いです。
という事は、ノーマル年間パスの除外日は少しのVIP年間パス所持者と、大半の1デイ・パス来場者が訪れていることになります。
【エントランスゲート】一概には言えませんが、傾向としては1デイ・パス来場者の場合、定番のライドやアトラクションを中心に楽しんでいる方が多いようです。
あわせて、1日でたくさんのアトラクションに乗るために、エクスプレス・パスを購入している方も結構いるみたいです。
せっかく1日予定を空けてUSJに来ているのですから、思う存分楽しみたいと思うのは当然ですね。
一方、リピーターである年間パス所持者は、期間限定のイベントやストリートのショーを楽しんでいる方が多く見られます。
同じリピーターであるノーマル年間パス所持者がいない分、比較的良い場所を確保しやすいようですね。
また、クールジャパンなどのイベント中は、コラボ作品の限定グッズなどを買うために来場する年間パス所持者も少なくないようです。
そうすると、1デイ・パス来場者がアトラクションに殺到している間、ゆっくり買い物をすることができますね。
また、食事に関しても再入場できない1デイ・パス来場者が多い時期は、ユニバーサル・シティ・ウォークも普段より空いているはず。
早めにサッと食事を済ませて、パーク内が食事で混雑する時間帯にアトラクションを楽しむということもできるでしょう。
ですから、VIP年間パス所持者の場合、来場の目的によってはノーマル年間パス所持者がいない行楽シーズンの方が、むしろ都合が良いかもしれません。
つまり、VIP年間パス所持者にとっては、ノーマル年間パス除外日はある意味”空いている”と言える場合もあるということです。
年間パスを所持していて、一般的に混雑が予想される時期にUSJへ行こう!と思う方はあまり多くはないでしょう。
けれど、年間パスを所持していることを活かし、1デイ・パス来場者の行動と被らないように心掛ければ、むしろ快適に過ごせるかもしれません。
まとめ
15周年の”やり過ぎ”な1年が過ぎて以降も、次々と新しい驚きと楽しさを提供し続けてくれるUSJ。
海外の方を含めて、年を追うごとにどんどん来場者は増え続けています。
そのため、平日でも空いていると感じる日が少なくなってきているように感じます。
また、1日ではアトラクションだけでも制覇は難しいですし、季節ごとのイベントも進化をし続けていて、何回でも行きたくなります。
年間パスの特典を上手に使って、USJを思う存分楽しんでくださいね。












